2018年10月7日(日)、東京交通会館のふるさと回帰支援センターにて、「起業より企業で働く魅力に迫る!しが移住相談会」を開催しました。
『地方で暮らしたい。けれども仕事はどんなものがあるのだろう?』
移住をして起業する人もいれば、移住先の会社で働きたい、という方もいると思います。
今回は、滋賀の優良企業で採用担当をしているゲスト2人を招き、滋賀の仕事や採用、暮らしについて話をしていただきました。
ゲストスピーカーは、扶桑工業株式会社・吉井浩二さん、山室木材工業株式会社・梅田隆利さん。モデレーターは「しがと、しごと。」代表(株式会社いろあわせ)・北川雄士が務めました。
吉井さんは滋賀県長浜市の出身で、大阪からのUターンで扶桑工業に入社。しかし、入社して1年目に倒産、会社は再スタートとなり、年商35億円企業から120億円企業への成長を経験しました。現在は取締役総務購買管理部長として、人材採用を行なっています。
梅田さんは京都府出身、大学で生態学や環境工学について学んだ後、Iターンで滋賀県の山室木材工業へ入社しました。営業を経て総務、現在は採用も担っています。カメラが趣味で、最近は子どもの写真を撮ることが多いそう。
(左が吉井浩二さん、右が梅田隆利さん)
モデレーターの北川は、滋賀県彦根市の出身。博報堂でCMの制作営業などを経験し、シナジーマーケティングに入社、人事部門の立ち上げから採用・人材開発の中核を担いました。その後、フリーで社外人事部として活動しながら、「ぶっちゃけ!(仮)」などを開催し、2015年にいろあわせを設立。「しがと、しごと。」では滋賀で働く魅力を伝えています。
第1部のトークセッションでは、「入社のきっかけや仕事していて楽しいときは?」「会社にどんな楽しい人がいますか?」「休日の過ごし方は?」など、滋賀で働くこと、暮らしのこと、滋賀の採用について語っていただきました。
滋賀では、色々な会社が人材募集をしています。
ただ、会社のPRが苦手なところもあり、募集について求職者にうまく伝えられていない会社もあります。
求人サイトや会社HPに情報がなくても、人を募集していることがあるので、気になる会社があれば直接募集の問い合わせをしてみてもいいそう。
また、自分のできること、得意なことを伝えることで、それを活かした仕事ができる可能性もあります。
たとえば、広報。中小企業では広報職単体で募集することはないけれど、「今までの経験から広報もできます」という人が来たら、もともとお願いしようと思っていた仕事と兼任でやってみてもらおうか、ということも十分あります。
実際に、山室木材工業では木材パレットの製造販売から発展して、農業を学んでいた社員が木造温室でマンゴーを栽培したり、前職デザイナーの女性社員がカフェのメニューやロゴをデザインするなど、得意なことを活かした仕事をしています。
(山室木材工業「木材リサイクルから始まる新展開!農業?スイーツ?チャレンジングスピリットで新たな未来へ」より)
このポジションが空いているからこの仕事をお願いしよう、というより、こんなことできます!という「人ありき」で、これから始める仕事を一緒に考えていく。
そして、外から来た人だからこそ見えてくる部分が多く、仕事のやり方、仕組み、可能性に気づけることがあるはずです。
関われる課題がたくさんあり、挑戦したいことを見つけて手を挙げれば、実現できる可能性は高い。
人事担当のお二人のお話を聞いて、そんな印象を持ちました。
その後のワークショップと個別相談会では、自分が大切にしている価値観と向き合い、滋賀で働くことについて考え、移住に関する不安や悩み事の相談をお受けしました。
移住を考えるときに、移住先での仕事がハードルになって、決心がつかないという方もいると思います。
でも、滋賀には人材募集をしていて、魅力的な会社がたくさんあります。
仕事について詳しく知りたい、実際に移住した人に話を聞きたい、移住を体験したいなどのご要望に合わせて、「しがと、しごと。」では今後もイベントを開催予定です。
ご参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました!
(文・撮影:長谷川 綾香)
しがと、しごと。へのご相談・ご質問について
相談したいことがある方
就活や転職・移住のこと、なんでも気軽にお問い合わせください。