日本初の冷凍車両を作った業界のパイオニア。未来へ走り続ける/株式会社アルナ矢野特車

トラック背面

ずらりと並ぶ「はたらく車」に思わずワクワク!
幼い頃にそんな経験がある人も多いのではないでしょうか。

米原市にある『アルナ矢野特車』は、冷蔵・冷凍車両を専門に製造する会社です。

グループの本社は福岡にある『矢野特殊自動車』で、創業者・矢野倖一は、
なんと現存する日本最古の国産自動車「アロー号」を製作した業界の第一人者!
まさに特殊車両業界のパイオニア的存在です。

もくじ

創業者のチャレンジ精神を受け継いで、業界トップシェア

車庫

私たちの食の流通にいまや欠かせない冷蔵・冷凍車。いつも新鮮な食が手に入るのはこのはたらく車のおかげです。主要商品の大型冷蔵・冷凍車は業界一となる、3割のシェアを矢野グループが占めています。

アロー号
矢野グループの原点はこの写真に映る「アロー号」。
1916年、創業者の矢野倖一が独自の技術で作った、日本で4番目となる国産車です。
現存する国産車の中では最古のもので、日本機械遺産に認定され、現在はグループの本社がある福岡の「福岡市博物館」に展示されています。

1958年には、国内で初めて冷凍機能付き冷凍車を開発し、日本の物流・食卓に革命をもたらしました。まさに矢野特殊自動車は特装車両のパイオニアとして走り続けてきた会社です。

アルナ矢野社屋
そんな矢野グループの関西以東の生産拠点となっているのがアルナ矢野特車です。
設計から製造までここで一貫生産しています。ひとくちに冷蔵・冷凍車といっても、運ぶ荷物も違えば、走る地域も違います。その用途に合わせ、1台1台設計し、製造していくそうです。

 

“百の技”でニーズに応える

三橋さん1
「私たちの誇りは“百の技あり”」と話してくださったのは、総務部長の三橋さん。

「お客様のニーズを直接聞き、設計に反映させ、製造していきます。細かな部品の取り付けは人の手で行い、出荷するまでの検査も厳しい基準を設けています」。
そこには並々ならぬ苦心と工夫と汗で国産車を作った創業者から受け継いだ“技術魂”があります。

工場内2
例えば暗い場所での作業が多いというお客様には作業者の安全を考慮して庫内にLEDを設置したり、チルド食品と冷蔵食品を一緒に運びたいという要望には、取り外しできる間仕切りを作ったり、鹿児島から東京までマグロを運ぶ冷凍車にはマイナス40度が保ち続けられるようパネルの厚みや素材を調整したり・・・。アルナ矢野特車のはたらく車は知恵と工夫の結集です。

「我々は技術を隠したりしません。真似してもらって業界全体が向上するのはいいことだし、さらにその先を行けばいいんだから」と笑う三橋さん。
このあたりからも業界のパイオニアとしての自信が伺えます。

マーク2

このマークがついた車両が矢野グループの車。
「休日になるとサービスエリアでずっとトラックを見ている社員もいるんですよ」と三橋さん。
車好きにはもってこいの職場と言えるかもしれませんね。

現場で働く人にも話を聞いてみました。

 

オーダーメイドの車両にはやりがい味わえる

北川さん
現場で庫内の床組み作業中だった北川堅士さん。入社2年目です。
子どもの頃から車が好きで車関係の仕事を探していたときに、アロー号の話を聞いてここで働きたいと思ったそうです。
「僕は、近江八幡から1時間をかけて通勤しているのですが、同期にはこの会社で働きたいと移住してきた奴もいるんですよ」。
社員のほとんどは地元の人ですが、入社してからものづくりの面白さに目覚めた人も多いんです。

「僕がいま担当しているのは冷凍車の組立の工程。ここで遅れるとみんなに迷惑がかかるので遅れないよう気をつけています」
大勢が関わり1台の車を作っていくので、現場の仕事はチームワークがなにより大切。
そのため、新入社員には各部署の上司とは別に指導役の先輩がサポート役につく“メンター制度”が導入されています。たとえ好きな仕事だったとしても、慣れるまでは不安や悩みはつきものです。そんなときに相談できる相手がいるのは心強いですね。

伏木さん
「ニッチな分野を極めているのがすごいと思いました」。
総務部の伏木健司さんは会社の将来性に魅かれ入社を決めたそうです。
流通業界は運転手不足が叫ばれていますが、荷物は増える傾向にあるので運搬用の箱の需要は減るどころか増える傾向にあります。
だからこそ、アルナ矢野特車では社員の働きやすい環境づくりが急ピッチで進められています。

工場内
月に2回は一斉退社日が決まっていて、みんなで協力しながら残業ゼロを目指しています。
計画年休制度もあり、1年分の休みの希望を事前に申請できるから、記念日や旅行などの計画がたてやすいのも魅力的。休むことが早くからわかっているので、周りも仕事の段取りを組みやすくなります。
2018年より年間休日が116日に増え、今後もさらに増やしていく方向で検討されています。

また、社員の6割は30代以下。若い力が発揮できる職場でもあります。

岡原さん
技術部のホープ、岡原雄さんは入社3年目。兵庫県出身です。
お客様の要望を聞き出し、図面に反映させていくのが技術部の仕事。
「オーダーメイドで毎回違うものを作るので設計のしがいがあります。お客様の要望に応え、喜んでもらえたときにやりがいを感じます」。


岡原さんに限らずここで働くみなさん、「自分たちが作った車が実際に走っているところを見られるのは大きな喜び」と口を揃えて言っていたのが印象的でした。

自分たちの仕事に誇りを持ち、ニッチな分野で成長し続けるアルナ矢野特車。
その未来へ一緒に走り出してみませんか?

(文・福本 明子)
投稿日: 2018年2月16日

 

株式会社アルナ矢野特車の求人詳細

法人名 株式会社アルナ矢野特車
募集業種 技術職(設計、生産技術)管理スタッフ(生産管理、サービス)
技能職(製造)
雇用形態 正社員、契約社員
応募資格 未経験可、経験者優遇
求める人物像 ものづくりが好きで明るく元気な方、「ありがとう、ごめんなさい」が素直に言える方
積極的でチームワークを大切にする方(チャレンジグスピリット・チームワーク)
勤務地 滋賀県米原市村居田1273
勤務時間 就業時間8:05~17:00(日勤のみ) 残業あり
給与 新卒採用:201,000円+手当(年1回昇給、賞与あり年2回 2016年度実績5.1カ月)
中途採用※経験考慮の上、弊社給与テーブルを基本に応相談(優遇あり)
待遇 各種社会保険・交通費当社規程により支給 育児休暇・介護休暇・出産休暇・独身寮・社員食堂、永年勤続表彰、階層別研修制度あり(新卒研修等)、業務上必要な資格取得に掛かる費用基本会社負担、退職金制度あり
WEBサイト http://alnayano.co.jp
メッセージ 当社は、チームワークを大切にしています。メンター制度により、専属の先輩が指導や相談相手になってくれます。「一緒」に、大型冷凍車シェアー「日本一」を拡大していきましょう。
選考プロセス 1)弊社ホームページの「採用案内」に基づき、応募ください
2)基本的に「自由応募」ですので、電話、メールでエントリーください
3)連絡いただけれ、随時担当者よりご連絡致します
4)まずは、「会社説明会、工場見学」にお越しください
5)正式にご応募
(会社説明会、工場見学、面接、筆記試験と同時申し込みも可)
6)面接、筆記試験(工場見学会)の日程をご連絡
7)面接、筆記試験(工場見学会)実施
審査後、合否に拘わらず連絡致します
(合格時 採用承諾書送付)
8)採用承諾書確認後、採用決定

 

株式会社アルナ矢野特車への応募について

1. ここで働いてみたい!という方

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