ドローンであらゆるものを「はかる」! 無限の可能性を秘めた測量のパイオニア/株式会社サンキ

ドローン撮影

「はかる」といえば測量。測量といえば、まちで見かける、黄色い三脚についたカメラをのぞくひと。その姿を見たことはあっても何をしているのかわからない。そんな方がほとんどではないでしょうか。

栗東市にある「株式会社サンキ」は、ドローンなどの最新機器を活用した3次元測量を主力に、幅広い分野へ事業展開をめざす会社です。
私たちのまちづくり、ものづくりに欠かせない測量、無限の可能性を秘めた「はかる」しごとについて。代表取締役社長の密山龍男さんにお話を伺いました。

もくじ

建設現場のサポートからドローンを使った3次元測量へ

密山社長

代表取締役社長の密山さん。建築関係と聞いて、強面の方を想像していたら(すいません)、とってもフランクで優しい素敵な社長さまでした。

もともとは大手建設会社に技術者として出向していた密山さん。技術力、創造力を活かして業界を変革させたい!地元に貢献したい!と滋賀に戻り、1996(平成8)年に会社を創業。建設現場の施工管理からスタートしました。

「昔はひとつの現場にひとりの技術者がいればよかった。いまは管理書類が増え、ひとりじゃ手がまわらず、若いひとが辞めていく。その部分を当社がサポートし、技術者を派遣して施工管理のお手伝いをしてきました」。

そうした人手不足を解消するためにも、ドローンや3Dスキャナーといった最新機器を活用した3次元測量を積極的に取り入れ、近年は業務の高度化・効率化を図る仕事が増えてきました。

 

地元のまちづくり、ものづくりに貢献できる仕事

測量風景

まちでよく見かける測量風景。地域のまちづくりに貢献しています。

測量には、まちづくり、ものづくりのベースとなる基準点を測り資料をつくる公共測量と、工事前の図面を精査してチェックする工事測量があります。

ドローン

立ち入りが難しい危険な場所でも、ドローンを使えば上空から安全に測量が可能。

「サンキは現場を知る技術者が測量しているというのが強み。図面を見れば、これはおかしいというのは気づきます。実際、基準点がずれていて、道路の建設位置もずれていたということもありました」。

測量は地震や豪雨などの災害時にも必要な仕事です。今年、台風18号の被害があったときには、土砂くずれした土をどけるため、いち早く測量に向かい、地元の災害復旧にも貢献しました。

 

測量の枠を超えて「はかる」仕事はもっとたくさんある!

ドローン撮影

ドローン空撮による測量データ。点群を合わせていくと立体画像が得られ、3次元データになります。

今後は測量の枠を超えて「はかる」仕事をもっと幅広い分野に展開していきたい、と語る密山社長。

「例えば、地元の方に道路建設の説明をするときなど、図面ではわかりづらいものも、ドローンの空撮データからおこしたCGの完成イメージを見せると理解してもらいやすいんです」。

太陽光発電所

太陽光発電所の定期点検にもドローンを活用。

最近はドローンを使用した太陽光発電所の定期点検も実施。高解像度の赤外線サーモカメラ(温度を検知するカメラ)を搭載し、太陽光パネルの熱変化によって小さな異常箇所も発見できます。将来的にはこの技術を応用して工場内の機械設備の点検にも活用したいと考えています。

 

確かな技術力とグローバルな発想で常に新しいことにチャレンジ。未来につながる失敗は全然OK!

密山社長2

「私には成功という文字はありません。成功して満足したらそこで終わり。常にチャレンジし続けたい」と密山社長。

確かな技術力とグローバルな発想で、常に新しいことにチャレンジし、成長し続けるサンキ。そのためにはひともイノベーションしていかないといけません。

「未来へつながる失敗は全然OKです!イノベーションの過程で失敗するのと現状維持の失敗とでは未来が変わってくる。その失敗がチャンスにもなるので。そうやって、従業員のみんなにも成長してもらって、いつか『栗東といえばサンキ!』と言ってもらえるようになりたいですね」。

 

未経験者も大歓迎!専門知識よりもやる気を重視!

ドローン撮影2

ドローンを操縦できるなんてかっこいい!未経験者、女性の応募も大歓迎です!

そんなサンキでは、測量業務をメインとした技術職(未経験可)の人材を募集!現場での測量機器やドローンの操縦、ソフトを使用したコンピューター解析や書類作成などを担当します。

社内の雰囲気や仕事内容などについて、社員の皆さんにもお話を聞きました。

 

夢を持って前向きに!測量のエースをめざそう!

吉野さん

常務取締役の吉野栄一さん。ユーモアたっぷりのおもしろトークで、取材陣の心を鷲掴み。こんな上司が今すぐほしい!

まずお話を伺ったのは吉野さん。お若く見えて、なんと常務取締役!
勤続15年目のベテラン社員です。

「当時は厳しい職人さんが多く、最初は誰からも相手にしてもらえませんでしたが、それが悔しくて一生懸命仕事を覚えたおかげで、自他とも認める?測量のエースになれました(笑)。『下町ロケット』ほどかっこよくはないですが、難解な課題ほどやる気が出ちゃいますね。でもそろそろ世代交代。次のエースを育てないといけませんから!」。

サンキでは、社員向けに外部研修を取り入れるなど、社員も家族の一員であるという考えのもと、ひとを育てる体制も整っています。

「採用に関していうと、明るく前向きで夢を持った人に来てほしいですね。自分の頑張りの糧になるものがあると、向き合う姿勢が変わってきますし、ぼくも応援したいなっていう気になります」。

 

ゼロからスペシャリストへ!一生モノのスキルを身につけよう!

森高さん

今やドローンのスペシャリスト!笑顔が素敵な技術部 課長の森岡和嵩さん。

入社3年目の森岡さんは技術部で測量を担当。

「最初は先輩に同行して測量の基本的な流れや機械の使い方を覚えました。土木の現場は怖いと勝手に思い込んでたんで、必死にメモってました(笑)」。

ドローンを使った測量は入社1年目からスタートしました。

「僕にやらせてください!と志願したものの、ゼロからの取り組み。操作に慣れず測量数値に誤差が出たり、周りに使える人もいなくて誰にも聞けず大変でしたけど、一生もののスキルが身についたかなと。今じゃ、ドローンのことはなんでも聞いて!と胸を張って言えます」。

職場の雰囲気は風通しがよく、さまざまなことにチャレンジさせてもらえるのが魅力とのこと。最初の頃は慣れないデータ処理で残業もありましたが、今はほぼ残業することはないそう。仕事がはやく終わった日や休日は滋賀県のいろんな場所で趣味の写真を楽しんでいるという森岡さん。

「琵琶湖の風景、花や鳥の写真など、滋賀には撮影スポットがいっぱいあって、写真好きな人が働くにはオススメの場所だと思います」。

 

仕事と育児の両立ができる今の職場に大満足!

子育て中も働きやすい職場なのでぜひ女性にも来てほしい!と事務の大石陽子さん。

最後に女性社員の方にも聞いてみました。入社してまだ1年半?と疑ってしまうほど、すっかり職場に馴染んでいる大石さん。大阪から地元に戻り、今の仕事を見つけました。

「滋賀県は公園が多くて子育て世代には住みやすいし、大阪から戻ってきて良かったです。勤務時間は8時から17時まで。朝がはやい分、夕方もはやく帰れるので、子どもと過ごす時間も十分あります」。

仕事は主に経理を担当。請求書の管理や売り上げと支払いのまとめ、銀行の出金などをしています。

「子どもの学校行事で休んだり、仕事中に抜けさせてもらうこともありますが、快く送り出してもらえますし、仕事と育児の両立ができて、ほんといい会社に巡り会えたなと感謝しています」。外観写真

笑いの絶えない和やかなインタビューからは、明るく楽しい職場の雰囲気が伝わってきました。あなたもサンキで新しいことにチャレンジし、一緒に成長してみませんか?

(文・濱崎 正子)
投稿日: 2018年12月13日

 

株式会社サンキの求人詳細

法人名 株式会社サンキ
募集業種 技術職=現場(外)での測量業務や社内でのデータ整理、図面や書類の作成
雇用形態 正社員
応募資格 未経験可、経験者優遇
求める人物像 素直でチャレンジ精神がある人
勤務地 本社:滋賀県栗東市手原5丁目7-27
※現場の場所によって異なります。
勤務時間 8:00~17:00
月に1回程度、遠方での業務や研修の為泊まりでの出張があるかもしれません。
給与 新卒採用:195,000 円+各種手当て~(年1回昇給。賞与あり1~2回/年)
中途採用:経験考慮のうえ、弊社給与テーブルを基本に応相談
待遇 交通費全額支給・社会保険・雇用保険
資格取得に掛かる費用の補助制度、育児休暇・介護休暇・出産休暇
WEBサイト http://www.y-sanki.co.jp/
メッセージ 既存サービスは勿論、新技術の導入を果敢に挑戦し、会社一丸となってお客様の満足に邁進しています。共に成長をし、より良い人生を築きましょう!
選考プロセス 1)本サイト下部の応募フォームよりエントリーください。
2)1週間以内に弊社、担当者からご連絡いたします。
<ご希望の場合、事前の会社見学も受け付けております>
3)面接実施(2〜3回)
4)面接後、合否に関わらずご連絡いたします。
5)採用決定

 

株式会社サンキへの応募について

1. ここで働いてみたい!という方

「自分に合ってるかも!」「ここで仕事してみたい!」そんな方は、求人応募のページへ。
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2. 応募する前にもう少し詳しく知りたい、相談したい方

「記事がちょっと気になるので相談したい」「良さそうだと思うけど、自分に向いているかよくわからない」そんな方は、ご相談のページへ。
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3. LINE@で気軽に相談したい方

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ドローン撮影

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