【募集終了】林業で地域を守る、職人のわざとテクノロジー!/高島市森林組合

自然豊かな高島市。なんと、市全体の70%ほどが森林です。高島市朽木に拠点を置く『高島市森林組合』は、そんな広大な森林を管理しています。

なぜいま林業なのか?いや、むしろ今こそ林業のポテンシャルが花ひらく時。

「孫の代まで、高島の山を守る」。そんな気概をもって林業に取り組む職員の皆さんにお話を聞きに行ってみました。

もくじ

高島の森林は、琵琶湖の水源!山を守る手触り感のある仕事。

専務理事の清水安治さん。県庁職員を経て6年前に理事に着任。地域産の木で、家を作る建築士。

「林業は、“水”とのつながりが深いんです。この地域の林業は、安曇川(あどがわ)の流れを活かして続いてきたんですよ」。そう教えてくださったのは、高島市森林組合の専務理事・清水安治(しみずやすはる)さん。

安曇川は、琵琶湖に流れ込む500本近い川の中で、流入量ナンバーワンを誇る川。高島の広大な森林に蓄えられた水が、安曇川から琵琶湖へと流れています。

森林組合は、そんな高島の森林を守り、次世代へとつないでいます。今立ち並んでいるみごとな林の中には、50年も前に植えた木も。「今植えている木を伐る時、僕らはいませんからね」。サラッと出てきたそんな言葉に、この仕事のスケールの大きさを感じずにはいられません。

組合直営班が作業を行っている現場を上空からドローンで撮影。太さの揃った幹が美しい。

きちんと手入れされた森林は、光がさんさんと差し込み、木がよく育ちます。木がしっかり根を張れば、地滑りや土砂崩れなどの災害が起こりにくくなるそう。森林を守ることは、地域の暮らしを守ることにもつながるんですね!

高島の広大な森林をこんなにきれいに管理するということはもしかして、それだけハードな仕事が膨大にあるってことなんじゃ・・・。そんな心配が顔に出てしまったのか、「現場を見ますか?」と、作業の様子を見せていただけることに!

日本に3台しかない林業用機械。ものの数秒で美しい丸太が完成。

こちらは、日本に3台しかない、コンピュータ制御の林業用機械。アームの先端が伐り倒したばかりの木をがっしりと掴み、スピーディにカットしていきます!あっという間に、きれいな丸太が出来上がりました。

機械のダイナミックな早技を間近で見て、取材陣からも「おおー!!」と大きな歓声が上がります。

林業は力仕事だと思う人がいますが、それは誤解。チェーンソーより重たいものを持ち上げることはほとんどありません。女性の職人も活躍しているんだとか!

過去最多の木材出荷量!地域を支える“これからの林業”を見据えて

組合の敷地に積み上げられた集積材。断面が並び、まるでアートのよう。

組合の敷地には、山から降ろしたばかりの丸太が積み上げられています!迫力のある光景に、思わず息をのみます。

「高島の森林は、かなりポテンシャルがあるんです。広さもそうだし、公有林より私有林の比率が大きいから。まとめて任せてもらえれば、山ごと活かす計画も実行できます」。

「山ごと活かす」という意気込みで林業に向き合ってきた、高島市森林組合。木材出荷量は、この6年にわたって右肩上がりです。昨年は、なんと過去最高を記録しました!

しかし、「ここまでくるのは簡単ではなかった」と清水さんは振り返ります。実は、以前は木材出荷量も少なく、赤字経営だったそう。

専務理事の清水安治さん。伐り出したばかりの間伐材の前で。

清水さんが森林組合の専務理事に着任したのは、今から6年前。組合員さんや職員と協力しながらさまざまな改革を実行し、業績は右肩上がりに!

「組織は人です」と語る清水さん。特に力を入れたのは“人材の確保”。現在では、県内でも若い人の多い、イキイキとした組織になりました!若い職員のスキルを活かしながら、新しいテクノロジーも積極的に導入し、作業効率アップの仕組みづくりに取り組んでいます!

「これだけの広大な面積を預かるからには、より良い環境にして守っていくのが我々の仕事。

高島の森林は、もうすぐターニングポイントを迎えます。戦後に植えた木を伐り、また一から木を植える。向こう数十年の山を作る大事な時です。

これからのフェーズに合わせた『新しい林業経営』をしていきたい。経験や知識がなくても大丈夫。思いを持った仲間と一緒に山を育てていきたいと考えています」。

50年、100年という大きなスパンで繰り返される、林業の仕事。高島市森林組合では、次の50年に向けて弾みをつけながら転換期を迎えようとしています!

森林を活かす司令塔。森林施業プランナーの役割

高島市の広い森林を管理している高島市森林組合。森林の管理というと、具体的にはどんなことをするのでしょうか?実際に現場を動かしている職員の方にお話を伺いました。

清原(きよはら)さんは、勤続20年になるベテラン。森林の管理をとりまとめる、森林施業プランナーです。

「自分で歩いた山のことしかわかりませんよ」と、笑って話す清原さん。プランナーの仕事は、山をよく観察することから始まるそう。

プランナーは、山を歩いて測量し、管理計画を作って現場を動かしていきます。大切なことは、所有者である山主さんの意向をしっかりと計画に落とし込むこと。

清原さんが特に意識しているのは、山主さんとのコミュニケーション。山に対する考えはお一人おひとり違うため、意向をていねいに確認します。計画を提案するときは、できる限り伝わりやすい言葉を選ぶように工夫しているんだとか。

ふだんから山を歩いているという清原さん。歩きながら、どんなことを考えているのでしょうか?

プランナーの清原さん。週末はちりめんじゃこで晩酌をするのがマイブーム。

「地形や植生を観察しちゃいますね。『あの辺に道をつけたら周りの山も活かせそう』とか思いつくこともあります。山が好きなので、やっぱり気持ちいいです。

山主さんと山を見に行った時、『すごくきれいになった、ありがとう。あんたらの仕事も残る仕事やな』って喜んでもらえて。計画がうまくいったなあと」。キラキラとした笑顔でそう語ってくれた清原さん。長い期間残っていく仕事だからこそ、次の世代に誇れる仕事を心掛けているそうです。

人が生きる根っこに近い場所で働く。山師のやりがい

続いては、現場で活躍している林業作業員の来見(くるみ)さんに話を伺いました。

林業作業員の来見さん。大阪で営業をしていた頃より、家族との時間も取りやすくなったそう。

現場の最前線で、木の伐採や木材搬出用の道作りなどを行っている来見さん。林業作業員は、「山師(やまし)」とも呼ばれる、山づくりのプロフェッショナルです。

来見さんは以前、大阪で営業の仕事をしていました。昼夜なく働く熱血サラリーマンでしたが、お子さんの誕生がきっかけで“仕事観”が変わったそう。

「人間の生きる根本に近い一次産業、林業をやろうと。お日様と一緒に仕事をするから、子供が起きているうちに家に帰れますし(笑)」。休日はお子さんと一緒にアウトドアを楽しんでいるという、子煩悩な一面も。

そんな来見さんに、林業作業員のやりがいについて伺ってみました!

チェンソーを振るう来見さん。手袋やズボンなど専用の装備に身を包む。

「自分がした仕事の結果が、50年経ってやっとわかるような世界。だからこそ、『この作業場を、自分の娘に見せたいかな?』って、よく考えます。山主さんにも同じように思ってもらいたくて。次の世代に引き継ぎたいと思ってもらえるように仕上げなくちゃと思っています。

元々自然が好きだという来見さん。山の中で働いていると、やっぱり作業中でも景色に癒やされたりするのでしょうか?

「それが、山にいるとつい『次はもっとこうしよう』とか考えちゃいますね。職人気質になってきたみたいで」。そう言って笑う来見さんの言葉から、山師としての誇りが伝わってきます。

未経験から一人前の山師に。緑の雇用で資格取得。

お話を聞いていると、林業の現場で働くには、かなりのスキルが必要そうに感じますが・・・未経験から入職しても、現場で活躍できるでしょうか?

「安心してください。いきなり最前線を任せる訳ではありませんよ。2〜3年かけて、学びながら経験を積んでもらいます」。そう言って清水さんが教えてくれたのは、『緑の雇用』という国の教育システム。

『緑の雇用』とは、新しく林業を始める人のために国が運営している教育システムです。林業を始めるために必要な技術や知識を身につけられるよう、座学やOJT、資格取得のカリキュラムが用意されています。

林業作業員の来見さんも、『緑の雇用』を利用して山師になった一人。「現場では、資格がないとできない作業がたくさんあるんです。仕事の時間を使って資格を取れるのはありがたかったですね」。そんな風に話してくれました。

『緑の雇用』を利用している間は、学ぶのも仕事のうち。給与保証があるため、資格試験や講習などで現場に立つ日数が減っても、全額の給与を受け取れます。安心してスキルアップに専念できますね。

知識や経験より誠実さが大切!森林施業プランナーを募集しています!

高島市森林組合の皆さん。作業中の現場で。

高島市森林組合で現在募集しているのは、森林施業プランナー。山主さんのため、ていねいに作業ができる仲間を求めています。

50年先、100年まで山を守る。だからこそ、まずは目の前の山主さんに喜んでもらう。森林組合の皆さんからは、そんな気概を感じます!

自然相手の仕事だから、大変なこともあるでしょう。暑かったり寒かったり、動物に出くわしたり。
それでも、自分の手で山を守り、新しい景色を作っていく仕事には、他では得られないやりがいがあります。山が好きな人や、山の役割に魅力を感じる人にとって、きっと誇れる仕事になるはずです。

(文:伊東朋子、撮影:佐野誠二)
投稿日: 2021年7月30日

 

高島市森林組合の求人詳細

法人名 高島市森林組合
募集職種 森林施業プランナー
雇用形態 正社員
応募資格 未経験可、経験者優遇
求める人物像 どんなこともていねいに前向きに取り組めて、チームワークも大切にできる方
勤務地 滋賀県高島市朽木野尻364-2
(滋賀県高島市内一円)
勤務時間 8:30-17:30  ※休憩1時間
給与 給与(基本給) 162,000円~220,000円(年齢および経験により優遇)
扶養手当、管理職手当、資格手当、通勤手当、超過勤務手当
賞与3回(前年度実績) 賞与月数4.1月(前年度実績)※業績に応じて変動
待遇 交通費全額支給・健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険等加入
WEBサイト http://takashima-shinrin.jp/
メッセージ 都会にはない魅力がここにあります。
山や森の緑や空気、水、光を五感に感じで仕事に取り組みます。
この魅力に共感してもらえる若人のご応募を待っています。
選考プロセス 1 )本サイト下部のエントリーボタンからエントリーしてください。
2 )履歴書・職務経歴書を指定メールアドレスまで送信してください。
3 )書類審査後、採用不採用に関わらず2週間以内に連絡いたします。
4 )面談、筆記試験の実施。
5 )面接後、合否に関わらずご連絡いたします。
6 )採用決定

 

高島市森林組合への応募について

1. ここで働いてみたい!という方

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