彦根の地場産業に新しい風を吹き込もう!/清水工業株式会社

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彦根の産業といえばお仏壇が有名ですが、水道の蛇口などに使われるバルブも彦根の地場産業ってご存知でしたか?

明治時代、仏具の錺金具(かざりかなぐ)職人が、製糸工場から蒸気カランの製作を頼まれてつくったのをきっかけに、彦根でバルブの製造が広まったとされています。

今回は、水道用バルブ専門メーカーとして“水”を通じ、人々の暮らしや産業を支える「清水工業株式会社」(以下、清水工業)にお邪魔しました。

 

流体が通るところにバルブあり!滋賀県は製造業にとって最適な拠点です

最初にお話を伺ったのは代表取締役社長の清水康裕さん。29歳で社長に就任し、会社を牽引してきました。

彦根のバルブ産業は、27社前後のブランドメーカーと70〜80社の関連企業からなる、県内最大規模の地場産業です。

「清水工業では主に、空気弁、仕切弁、消火栓などの水道用バルブを製造販売。空気弁は水を適正に流すための役割、仕切弁は流体をコントロールする水門の役割があります。消火栓は消火用の水をとるためのバルブなので、緊急時には必ず使えることが必須の重要な機器です」と社長の清水さん。

普段あまり気にとめることのない存在のバルブですが、流体の流れの方向、圧力、流量の制御を行うために必要なもので、住宅から工場、ダム、プラントまで、流体が通るところには必ず使われています。

「滋賀県は高速道路、新幹線はもちろん、大阪、名古屋の両空港を使える位置にあり、日本海側、太平洋側にも行きやすい。物流の観点からもバルブなどの製造業の拠点として最適な場所ですし、災害が少ないというのも魅力です」と滋賀愛もたっぷりの清水さん。

 

バルブは、水道という社会インフラの重要な一部

工場内の風景。「バルブは水がある限り必要な商品です」と清水社長。

商品は規格品のほかに、素材選びから、形状、使い勝手など、お客様のご要望に応じた受注発注品が4割程度。3D CADを使って設計し、試作品をつくって耐食性などの試験を行うため、完成は早くて1年、長いものだと5年ほどかかります。

「取引上のお客様は、主に管材商社やプラントメーカーですが、水道業界としては水を使うすべての方々がお客様となります。水道という社会インフラの一端を担っていることが、我々のやりがいの一つとなります。厳しい経営環境の時もありましたが、毎年地道に業務改善を行う事で経営が安定してきました。それにより労働環境の改善も行うことができ、離職率の低減につながりました」。

経営の安定化につながったのは、2010(平成22)年に行ったデンマークのAVKグループ(以下、AVK社)との資本提携が大きかったと清水社長は振り返ります。

AVK社は、現在世界50カ国以上に工場、販売会社、ライセンスパートナーを持つバルブのグローバルカンパニーです。

「当時、会社の経営が厳しく、業績を回復するためにも、技術提携をはじめていたAVK社との関係を強固にすべきと考えました。AVK社からは技術や資材調達のサポート、経営のアドバイスを受けています」。

 

無駄を省いた設計が高評価を受け、グッドデザイン賞を受賞!

2016年にグッドデザイン賞を受賞した『地下式消火栓サスキャメル』

地下式消火栓サスキャメルのグッドデザイン賞受賞も大きな弾みとなりました。マンホールの下に設置され、普段は人目に触れない機器ですが、機能を追求し無駄を省いた設計が、高い評価を受けました。

「評価対象に『社会をよくするデザイン』とあったので、思い切って応募したところベスト100、特別賞「ものづくり」を受賞できました。自社の看板商品が誕生したことで、会社のPRや社員の励みにもなりました。」

 

「競争」から「共創」へ。バルブ業界の発展に貢献したい

笑顔の清水社長

子供と遊びに行った水族館でも、魚よりバルブが気になるという清水社長。
バルブ愛がハンパないっ!

AVK社との資本提携から10年目の節目を迎えた昨年は、ホームページをリニューアル、会社のロゴも新しくなりました。

「気持ちも新たに、システムのクラウド化をはかるなど、ITに強い会社、人材を育て、地場産業であるバルブ業界の発展にも貢献していきたいです。『競争』から『共創』へシフトし、競合他社ともお互いを尊重し協力しあえる業界づくり、会社づくりを意識していきたい」と意気込みを語る清水社長。

どんな職場なのか、従業員の皆さんにもお話を伺いました。

 

働きやすい職場環境をつくるのがやりがいです

席に座っていることはほとんどなく、1日中動きっぱなしという生産室 室長の堀増夫さん。
そんなハードさを感じさせない笑顔にベテランの余裕を感じます。

「同業者を見ても、ここまで開発に力をいれている会社は少ないと思います。社長は常に攻めの人。こんな着眼点があるのか!と気付かされることも多く、信頼しています」と生産室の堀さん。

バルブの加工から塗装、組み立て、水圧検査、梱包まで、生産の全工程の管理を任されています。

トラブルがあった場合は従業員と一緒に改善方法を考え、大きな問題は室内ミーティングでみんなで話し合う。なるべく、その日にあったことはその日に解決し、より働きやすい環境づくりをめざしています。

「求める人材としては、図面やパソコンが好きなだけでなく、職場の雰囲気をより良くできるような前向きな人からの応募を期待しています」。

若手社員のお二人にもお話を伺いました。

 

お客様に選んでもらうには柔軟な対応が大切です

入社4年目の本社営業所 主任の重野淳さん。今後の活躍が期待される若手ホープは、目の輝きが違います。

重野さんは転職サイトの紹介を通じて清水工業に入社。バルブの知識はゼロでしたが、持ち前の行動力を活かし、入社4カ月で担当のお客様を持つまでになりました。

「前の職場がハードすぎたので、給与が下がっても長く続けられる会社がいいなと思い転職しました。今は自由にのびのびと仕事ができ感謝しています」。

現在の担当エリアは愛知県、三重県、岐阜県、京都府、滋賀県。数万円〜数百万円のものまで、幅広い商品を取り扱いますが、お客様に信頼して選んでもらえるようになるには、柔軟な対応が大切という重野さん。

「明日の朝イチにどうしても商品が欲しいと言われたら可能な限り対応しますし、自社にない商品の場合は、取り扱いメーカーを調べてお伝えするようにしています。直接、会社の利益にならなくても、そういった積み重ねが信頼と仕事につながると思っています」。

 

真面目に真摯に取り組めば多くを学べる会社です

技術開発室の波多野佑亮さんは入社1年目。現在、3D CADを習得中です。

以前は商社の営業事務をしていたという波多野さん。仕事に手応えがなく、新しいことにチャレンジしてみたいと思っていたところ、清水工業の3D CADを導入するという募集要項に興味を持ちました。

「ライフラインに関わる仕事でやりがいも大きそう!と思い面接を受けました。工学部出身とはいえ、畑違いで何もわからない状態でしたが、先輩方はとても親切で働きやすい。早く3D CADを使いこなせるようになって、バルブの設計にチャレンジしたいです」。

技術開発室では、バルブの設計図を3D CADで描き起こし、試作モデルをつくります。3D図面をお客様にお見せすると、製品の形状をより正確にお伝えすることができるため、非常に好評です。

「真面目に取り組めば多くを学べる会社だと思うので、ものづくりに興味のある人、新しい知識を得たいと思っている人に向いているはず」と波多野さん。

同社では、彦根のバルブ業界に新しい風を吹かせてくれる新たな人材を募集しています。

(文:濱崎 正子)
(撮影:佐野 誠二)

 

清水工業株式会社の求人詳細

法人名 清水工業株式会社
募集職種 技術職、技術事務職
※補充募集の為、入社日は4/1~となります。
雇用形態 正社員
応募資格 大学卒(理系)(理工学系)
求める人物像 ものづくりが好きな方、図面が好きな方、パソコンが好きな方
勤務地 滋賀県彦根市楡町250番地 JR河瀬駅徒歩10分
勤務時間 8:15~17:00
給与 給与総額 184,850円~250,000円(業界経験者優遇)
基本給(年齢給+職能給)184,850円~
家族手当(配偶者5,000/人、子供10,000円/人:上限40,000円)、役職手当、資格手当、通勤手当(30,000円まで)、賞与2回(7月、12月)※業績に応じて変動
待遇 健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険等加入
資格取得に掛かる費用の補助
年間休日116日
WEBサイト https://shimizukogyo.co.jp/
メッセージ 水道という必要不可欠な社会インフラに関わるお仕事に誇りを感じ当社でともに働いていただける仲間を募集しております。
お気軽にご応募ください。
選考プロセス 1)本サイト下部の応募フォームよりエントリーください。
2)1週間以内に弊社、担当者からご連絡いたします。(1次選考のご連絡)
3)1次選考(筆記試験、面接)
4)審査後、合否に関わらずご連絡いたします。
5)2次面接
6)面接後、合否に関わらずご連絡いたします。
7)採用決定

 

清水工業株式会社への応募について

1. ここで働いてみたい!という方

「自分に合ってるかも!」「ここで仕事してみたい!」そんな方は、求人応募のページへ。
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2. 応募する前にもう少し詳しく知りたい、相談したい方

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