ドラッグストアで誰もが目にする絆創膏を中心に、「手荒れ保護フィルム」などの他社にはない特徴ある製品で、私たちの指のキズや手荒れの痛みを和らげてくれる『東洋化学株式会社』(以下、東洋化学)。
滋賀から全国へ“貼る安心”をお届けする同社は、お客さまの声を第一に、今日1日の頑張りをサポートしてくれています。
仕入れ販売から製造メインへ、ビジネスモデルをシフト
「創業以来大切にしてきたことは、お客様に安心して使っていただける高品質の製品づくりと、ひと味違った顧客満足の高い製品をつくることです」。そう話すのは代表取締役の岡幸一さん。
創業当初は、配置薬(家庭用置き薬)の売れ筋商品であった、プラスター剤(薬効成分と粘着剤を混ぜ合わせたテープ状の湿布)を製造し配置販売業者に販売していましたが、取引先から依頼を受け、絆創膏の製造も始めました。その後、販売先をドラッグストアへと変えるなか、そのルートを活用して仕入れ商品の販売を大きく伸ばしていきましたが、製造メーカーとしての原点に戻り、再び、製造メインにシフトしました。
業界に先駆けた新素材、新製品を次々と開発!
「ビジネスモデルを変えたことで、新しい人材の確保や設備の整備などに奔走し、しんどい時期もありました」と語る岡社長ですが、業界初となるウレタン素材の絆創膏を開発し、次にウレタン素材とシリコーン粘着剤を組み合わせたハードな水仕事にも耐えられる絆創膏を誕生させるなど、業界に先駆けた新素材、新製品を次々と世に送り出してきました。
その後も、自社で一貫製造できる強みを活かして、業界一の薄さを誇る「ハイドロコロイド絆創膏」や「手荒れ保護フィルム」を開発。現在は、各地域の老舗ドラッグストアや全国にチェーン展開している大手ドラッグストアの売上トップ10のうち、9社との取引があります。
「ドラッグストアのOEM商品も手掛けてきたので、商品数はたくさんありますが、自社製品を分類すると、『ハイドロコロイド絆創膏』『プロ仕様絆創膏』『指関節用テーピング』『口閉じテープ』の4種類と従来の救急絆創膏を展開しています」と岡社長。
開発の原動力はお客さまからの声。お褒めの声が励みになります
「ハイドロコロイド絆創膏」は、キズの痛みを和らげて早く綺麗に治すという製品です。ドラッグストアで販売している他のハイドロコロイド絆創膏は海外製品が多い中、当社は自社で塗工から加工・包装まで一貫生産し、業界最薄の抜群のフィット感や目立ちにくさを実現しています。
手荒れ保護フィルムの「プロ仕様絆創膏」は、手荒れで困っている理美容師さんが多いという話を聞き、開発した製品。伸縮性の高いウレタン素材を活用した極薄透明フィルムで、作業性が高くて目立ちにくく、水に強い絆創膏として重宝されています。
同様に「指関節用テーピング」も、ひとりのユーザーさんからの連絡がきっかけで誕生しました。指の痛みを軽減できるパッドなしの絆創膏が欲しいというお話をもとに、試作品を実際に使って、改良を重ねながら製品化。「販売後は予想以上の売れ行きで、こんなに需要があったのか!と驚いた」と岡社長は言います。
口呼吸予防のための「口閉じテープ」にも絆創膏のノウハウを活かし、剥がれにくいのに、剥がすときに痛みがなく、かぶれにくくて肌に優しいという相反する条件を実現しました。
「開発の原動力は、やはり、お客さまからの声です。厳しいお声をいただくこともありますが、わざわざ電話をかけてきてくださり、お礼を言っていただける。そのお褒めの言葉が励みとなってもっと良い製品をつくろう!と思えます」。
ゆるキャラ「かばたん」がSNSで製品情報を発信!
最近は広報活動にも力を入れ、自社のキャラクター「かばたん」を活用し、SNSで製品情報を発信するとともに、世の中になくてはならない東洋化学を目指し、人材採用にも力を入れています。
「仕事ができるかどうかは二の次。基本がしっかりできている人は、必ず仕事ができるようになります。『東洋化学の社員はやっぱり違うよね』と褒めてもらえるような、世間に通用する人材を育てたいと考えています」。
社員のおふたりにもお話を伺いました。
入社の決め手は手厚い福利厚生と女性の多さ
杉澤さんは入社8年目、生産部で製造に携わっています。
「地元で就職したいと思っていたところ、東洋化学のことを知りました。清潔な職場環境がいいなと思ったのと、福利厚生が手厚く、女性の割合が多いというところも決め手になりました」。
生産部では、絆創膏の製造と包装の仕事を分業しており、杉澤さんは製造担当として、製造機械のオペレーターをしています。
「粘着部分やガーゼ、シール留めなどの資材を機械にセットした後、製造中の製品にずれがないか検品をしたり、資材の継ぎ足しや交換を行い、製品が完成したら包装前に一旦箱詰めします」。
はじめの頃は先輩についてもらい、マンツーマンで機械の使い方を学びましたが、「いつの間にか新卒入社では一番年上になり、教える側になっていました(笑)」と杉澤さん。製造室のクリーンルームでは防塵服を着用して目元しか見えないため、声のトーンを明るめに、後輩の手本となるよう緊張感を持って作業しています。
2度の育児休暇を取得。とても女性が働きやすい職場環境です
「今まで続けてこられたのは同期の存在も大きいですが、女性が働きやすい職場環境をつくってもらえているからだと思います。2度の育児休暇を取得しましたが、育休明けも温かく迎えてもらえ、子どもの病気などで急な休暇が必要なときも臨機応変に対応していただき、本当に感謝しています」。
もちろん、働きやすさは精神面だけではありません。モニターが導入され各機械の進捗具合を確認できるようになったり、目視検品で行っていた工程をカメラで確認できるようになり作業効率がアップしたりと、設備面での改善も働きやすさにつながっています。
「今年から新しい評価制度が導入され、自分が今どの位置にいるかを把握しやすくなりました。今後はオペレーターとしてのスキルアップを図り、製造業務を極めたいです」。
自分で決めて実行できるところに達成感があります
前職は家具メーカーの営業だったという秦さん。会社がM&Aで統合されたこときっかけに、昔からあこがれのあった医療関係の企業へ転職しようと決めました。
「営業部では主にドラッグストア本部への製品提案を行なっています。飛び込み営業や店舗周りというのは基本なくて、本部に伺って直接商談を行うか、その流通業者さんへの事前説明が主な仕事となります」。
週に2~3日は国内各地へ出張し、それ以外の日は商談の準備や資料作りがほとんどという秦さん。年に数回行われる新商品の展示会の準備や運営も大きな仕事です。
「営業は自由に飛び回れる分、スケジュール管理が大切ですが、自分で決めて実行できるところに達成感があり充実しています。この充実感が仕事をするうえでの一番の喜びです」。
国内ナンバーワンの絆創膏メーカーを目指しています!
「本来の自分は適当人間です(笑)」という秦さんですが、仕事において最も大切にしていることは「誠実でまじめな対応」とのこと。会社のカラーも非常にまじめなことから、いかに自分らしさを出しつつ、会社の気質を守っていくかが重要だと言います。
「国内に10数社ある絆創膏メーカーの中で僕たちがナンバーワンになるためには、従業員全員がもっと協力し合っていかないといけません。一緒に課題に取り組める人、前向きで明るい人は、きっと活躍できるはずです」と秦さん。
「貼る安心をすべての人に届けたい」という想いのもと、新たな製品開発にチャレンジしつづける東洋化学で、あなたの「積極性」「協調性」を活かしてみませんか。
(文:濱崎正子、撮影:藤井彰)
東洋化学株式会社の求人詳細
企業名 | 東洋化学株式会社 |
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募集職種 | 総合職 ①営業②生産管理③品質管理④事務職 |
雇用形態 | 正社員 |
応募資格 | 文系、理系を問わず広く人材を募集します |
求める人物像 | ◎ものづくりの好きな方 ◎自社開発しているメーカーで働きたい方 |
勤務地 | 滋賀県蒲生郡日野町寺尻1008 近江鉄道日野駅 車 15分 |
勤務時間 | 8:15~17:15(実働8時間) |
給与 | 新卒採用 大卒 215,000円(年1回昇給、賞与あり 2回/年) 院卒 228,000円(年1回昇給、賞与あり 2回/年) |
待遇 | ★健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険 ★育児休暇、介護休暇 ★資格取得圃場制度あり |
WEBサイト | https://www.toyokagaku.com/ |
メッセージ | 働きやすい環境でチャレンジできる職場です。 このサイトを見て、興味をもたれたら気軽に連絡してください! |
選考プロセス | ①本サイト下部の応募フォームよりエントリー下さい ②1週間以内に弊社、担当者よりご連絡します ③会社説明会のご案内をいたします ④書類審査実施、合否のご連絡をします ⑤面接実施(2~3回) ⑥内定 |
東洋化学株式会社への応募について
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