みなさんは、滋賀県に“科学の最前線”のフィールドで活躍する会社があるのをご存じですか?
まだ解明されていない自然や人体の不思議を解き明かし、未来の暮らしに応用する。誰もが一度は憧れたことのある分野ではないでしょうか。
とはいえ、今さら科学者にはなれないし、科学の勉強すらしたことない……と思っているあなた!『京都理化学器械株式会社』は、知識・経験ゼロ、文系出身者も大歓迎。科学の現場になくてはならない装置や器具を販売し、多様な研究シーンをすぐ側でサポートする会社です。
科学の現場を縁の下で支える老舗商社
京都理化学器械の創業は、明治30年(1897年)。京都市内で、シャーレや培養瓶といった先端の医療器械器具を販売したのが始まりです。そこから徐々に先端の理化学器械まで商品の幅を広げ、現在では実験室の立ち上げを丸ごと任されるほどの会社になりました。
滋賀支店があるのは、古くから近江商人の町として栄えてきた近江八幡市。滋賀県には製薬会社や大手メーカーが多いことから、第2の拠点として1972年にオープンしました。
「辞めたくない会社づくり」を目指して
「“理化学器械・器具の専門商社”と言ってもピンときませんよね?イメージは、ドラマ『科捜研の女』に出てくる研究室。そこにあるような器具や分析機器をメーカーから仕入れて、現場に納めている会社です」と笑顔で話してくれたのは、社長の高橋啓介さん。自身も元は営業職で、大変な時代も経験したことから「辞めたくない会社づくり」に力を入れています。
「僕にとって第一の目標は、社員が明るく安心して働ける会社であり続けること。以前は僕自身が夜の9時や10時まで働いていましたが、それでは良くないと思って、今は遅くても7時半には帰るようにしています。社員のみんなも同じ。やるときはやる、休むときはしっかり休むのが当社の働き方です」。
京都理化学器械の特徴は、休日が多いこと。完全週休2日制で、年間休日は一般的に「理想」といわれている125日に設定されています。顧客は企業が大半なので、夜遅くや休日に電話がかかってくることはまずないそう。労働時間が長く、日夜問わず電話に追われそう……という営業職のイメージが大きく変わりました。
どんな人に向いている仕事ですか?という質問には、若い頃の経験を交えた、こんな答えが。
「22歳の時、純水装置というものに出会いました。不純物の少ない純水はさぞかしおいしいのだろうと思って飲んでみたら、これがまずくてまずくて。実はある程度の有機物が入っていないと、水はおいしくない。そう知ったとき、すごくおもしろいなと思ったんですね。こうやって新しい発見を楽しめる人、好奇心のある人に向いている仕事ではないでしょうか」。
日本を代表する大企業を支えているのは、たくさんの中小企業。「だから元気な中小企業でありたいし、そのためには社員が元気でないと」というのが高橋さんの考え方。就業規則の改善、納得感のある給与体系の整備など、社員にとって働きやすい職場づくりを進めています。
個人プレーより、チームとして大きな目標を達成する方が重要
大切にしているのは、「部下の話をよく聞くこと」と話してくれたのは、部長の山口徹さん。20代で入社して以来、営業一筋で働いてきました。現場の悩みを知っているからこそ、社員の声に耳を傾けて、できることはどんどん改善していきたいという思いがあるそうです。
「ありがたいことに、僕には比較的話しやすい雰囲気があるようで(笑)。文句から提案まで、みんないろんなことを話してくれます。それをしっかり受け止めて、解決するのが僕の役目だと思っています」。
仕事をしていて嬉しいのは、「やっぱり滋賀支店としての予算が達成できたとき!」だそう。
京都理化学器械では、単純な個人プレーで数字を上げるより、チームとして大きな目標を達成する方が評価される人事考課が導入されています。「誰にでも上手くいかないときはある。だから誰かを責めるのではなく、一緒に前を向けるチームづくりを心がけています」と話す山口さん。そんなリーダーがいる職場なら、どんなときも前向きな気持ちで働けそうです!
営業は“自分”という商品を売り込む仕事
青木和洋さんは、滋賀支店で一番大きな取引先を担当するベテラン営業職。
「困ったときの京都理化、困ったときの青木、と思っていただける対応を心がけています。そのためには、お客様のちょっとしたニーズも見逃さず、レスポンスは早く正確に行うこと。頼ってもらえたときは、たとえそれが当社で扱っていない商品であっても必ず探してきて納めるようにしています。そういった対応の積み重ねで、他社が知らない情報をもらえたり、何かあったら一番に声をかけてもらえたりするんですよ」。
「この仕事はものを売っているようで、本質的には“自分”という商品を売り込んでいるのだと思います。たくさん競合がある中で『青木さんに言っておけば、何とかしてもらえると思っているよ』と言ってもらえたときは本当に嬉しかったです。覚えることが多くて大変な仕事ですが、お客様との信頼関係が構築できた先にある達成感は、何にも変えがたいと思っています」。
どんな質問をしても、明るくハキハキと答えてくれた青木さん。お客さん達がついつい頼りたくなるのもうなずけます。
仕事とプライベートの切り替えがしやすい職場です
「滋賀支店では、僕が一番入社してからの日が浅い社員になると思います」と話してくれたのは、南畒(のうねん)将志さん。とはいえ今年で入社11年目だそうで、勤続年数の長い社員が多いことがうかがえます。
「もともと釣りが好きで、会社のパンフレットを見たときに“環境”や“水質”の文字が目に止まったのが、この会社を受けてみようと思ったきっかけでした。僕自身は文系出身なので、実験器具なんて中学校の理科室で触った記憶があるくらい。予備知識はまったくなかったので、ゼロからいろんなことを覚えました」。
がんばって勉強するというよりは、お客さんやメーカーの人と話すうちに知識を得ていったと言う南畝さん。つまずいた経験ほど記憶に残るので、怖がらず、実践を通して学んでいくことが一番の近道だったと自らの経験を振り返ります。
「普段の1日は、朝事務所に出社して今日の訪問先を確認し、スケジュールを立てて各訪問先を回っていく感じ。1日の7割ぐらいは外に出て営業活動をしています。今はこちらから話すときなのか、じっと聞くときなのか。相手の状況を見ながら対応するよう心がけています」。
職場ではみんな仲が良く、ざっくばらんにいろんなことを話す一方で、仕事が終わったらサッと帰るというメリハリが働きやすさにつながっているそうです。
人と関わるのが好きで、好奇心旺盛な仲間を募集中!
科学の現場で専門性を求められる仕事は大変そうですが、最先端の研究にすぐ近くで関われるのは、やっぱりすごくおもしろそう。研究者の方に「これって将来何になるんですか?」と聞くと、夢のような未来の話が聞けることもあるのだとか!
今回お話を聞いた方々をはじめ、社員のみなさんはほとんどが知識・経験ゼロで入社されたというのも心強く感じました。人と話すのが好きな方、科学に興味がある方。人としての魅力を武器に、未来をつくる現場で活躍してみませんか?
(文:林由佳里、撮影:佐野誠二)
京都理化学器械株式会社 滋賀支店の求人詳細
企業名 | 京都理化学器械株式会社 滋賀支店 |
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募集職種 | 営業職 |
雇用形態 | 正社員 |
応募資格 | 未経験可 |
求める人物像 | 真摯に仕事に向き合い、言葉のキャッチボールが出来る人 |
勤務地 | 近江八幡市掘上町字溝先125番7 近江八幡駅より徒歩11分 |
勤務時間 | 8時45分~17時45分 |
給与 | 新卒採用(大学):180,800円+営業手当30,000円(年1回4月昇給。賞与7月/12月の2回) 中途採用:経験値考慮の上、弊社規定を基本に相談。 |
待遇 | 通勤費は弊社規定による①~④から選択。 公共交通機関は全額支給、バイク/マイカーは当社規定通によります。 (①公共交通機関②公共交通機関+バイク又はマイカー③バイク又はマイカー④社有車) 社会保険、雇用保険、企業年金基金、育児・介護休暇、資格取得に掛かる諸手当 |
WEBサイト | http://kyotorika.co.jp |
メッセージ | 人と人の交わりを大切にしていく会社です。一緒に頑張りましょう! |
選考プロセス | 1)本サイト下部の応募フォームよりエントリーください。 2)1週間以内に弊社、担当者からご連絡いたします。 <ご希望の場合、事前の会社見学も受け付けております> 3)書類審査実施 4)審査後、合否に関わらずご連絡いたします。 5)面接実施(2回) 6)面接後、合否に関わらずご連絡いたします。 7)職場体験トライアル(期間と日給、交通費は協議) 8)採用決定 |
京都理化学器械株式会社 滋賀支店への応募について
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