災害から暮らしを守る、法面工事のプロフェッショナル/明和工業株式会社 関西支社

私たちが暮らしている街や、いつも通っている道路。その安全を守るために、現場で働く人たちがいます。「明和工業株式会社」(以下、明和工業)は、崖崩れや土砂災害を防ぐための「法面(のりめん)工事」を専門に行う会社です。

たとえば、大雨が降れば土砂崩れが起きそうな斜面をコンクリートで補強したり、山間部に道をつくる際に斜面が崩れないように保護したり。明和工業は「自然災害が怖くない社会を創る」というビジョンを掲げ、人々の暮らしを守る工事を日々行っています。ふと出かけた先で「この建物、自分が関わったんだ」と思える場所に出会う。そんな仕事って、ちょっと誇らしくないですか?

もくじ

安心な日常をつくる、災害対策の担い手

完成した法面工事の現場。コンクリートで補強された斜面が、地域の暮らしと安全を守っています

明和工業は、福井県に本社を構える建設会社。斜面の補強や災害復旧といった法面工事を中心に、40年以上にわたり人々の暮らしの安全を守り続けてきました。滋賀県湖南市にある関西支社では主に関西全域の工事を担当し、地域ごとに異なる現場環境や課題に向き合いながら、地域の日常を支えています。

近年は、ドローンを使った測量や報告作業のデジタル化など、新しい技術も積極的に導入。「現場で働く人が、より安全で効率的に作業できる仕組みづくり」を目指し、技術革新と働きやすさの向上を同時に進めています。

人間力や成長意欲を評価する「社員を大切にする会社」

支社長になる前は営業職だったという東野さん。地元企業と信頼関係を築き、支社の拡大に貢献してきました

「事業拡大に向けて滋賀県在住の社員を増やし、関西支社の体制をさらに強化していきたいと考えています」と話すのは、支社長の東野さん。関西支社の売上高はこの10年で倍増しており、現在は本社から応援を呼んで人員を補っているのだとか。

社員を大切にする経営姿勢が評価され、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞で審査員特別賞を受賞しました

会社の成長を支えているのは、社員が働きやすい環境づくり。その一環として、2025年には人事評価制度の見直しも行われました。

「誰が見ても明確な5段階の評価基準を作ることで、評価のブレをなくし、より納得感のある制度に作り直しました。特に年数の浅い社員に対しては人間力や成長意欲を重視して、技術的にできることが少なくても、やりがいを感じてもらえる評価制度にしています」。

「社員を大切にする経営」に力を入れている明和工業。ほかにも、仕事の枠を超えて気づきを得てほしいという思いから年間最大14万円まで支給される「体験価値手当」や、資格取得のための講習費や受験料のサポートなど、社員が安心して前向きに働き続けられる制度が充実しています。

体験がチカラになる。社員の視野を広げるユニークな制度

入社6年目の杉本さん。「やるべきことができていれば、その過程は自由」という社風が働きやすさにつながっています

「年間休日が120日以上あることや、『体験価値手当』といったユニークな制度に魅力を感じて応募しました。特に体験価値手当の内容を知ったときは、こんな制度があるんだ!と感動したのを覚えています」。そう話す杉本さんは、人事課で採用活動を担当。合同説明会への参加、会社見学会の対応などを行っています。

実際にこの制度を使って、家族とユニバーサル・スタジオ・ジャパンに出かけたという杉本さん。そこで感じたのは、テーマパークならではのホスピタリティ。スムーズな人の流れを作るための工夫、待ち時間を感じさせない演出など、普段の生活ではなかなか気づけない多くの視点でした。

「この制度のポイントは、ただ遊びに行くのではなく、目的を持って何かを“体験”しに行くこと。建設業とホスピタリティって直結しないように見えますが、こういった体験が仕事での人との接し方やサービスの向上に活かせていると感じます。社員の視野を広げてくれる、本当にありがたい制度だと思います」。

明和工業のイメージキャラクター「のりお」。山猿魂で急な斜面も安全施工!

協力業者やお客様から「仕事がしやすい」と喜ばれ、選ばれることが増えたのも、社員のみなさんがこうした体験から得た気づきを活かしてきたからかもしれません。

仲間が気持ちよく働けるように。自然と助け合えるチームの力

田村さんは入社して16年目。災害復旧や地域の安全対策など、さまざまな現場を経験してきました

現場でのやりがいやチームワークについて話してくれたのは、施工管理課で課長を務める田村さん。

「完成した現場をお客様に引き渡すときの達成感は、やっぱり格別です。『良いものを作ってくれてありがとう』と感謝されたり、地域の方から『これで安心して暮らせるよ』と声をかけられたりすると、社会の役に立っている実感が湧きます」。

完成写真と設計図を照らし合わせて行う報告作業。ドローンやデジタルの活用で効率化が進んでいます

一方で、災害復旧工事では二次災害のリスクも高く、現場では常に気を張っています。そうした緊張感の中でも、安全第一で現場を進めることに力を注いでいるといいます。

課長としての役割は、現場を回すことだけではありません。社員それぞれの残業時間に気を配り、チームでバランスよく仕事を進められるよう心がけているそうです。「15時間を超えたら声をかける、20時間を超えたら業務を調整する」。そんなルールを自然に運用することで、誰かに負担が偏らないチームワークを大切にしています。

つくったものが街に残る、誇りある仕事

転職組の南波さん。出張で知らない土地を訪れるなど、新たな楽しみが見つけられるのもこの仕事の魅力だそうです

前職では設計コンサルに携わっていたものの、現場で実物を見ながら作り上げていく実感を求めて転職を決意したという南波さん。施工管理課に所属し、現場監督として日々活躍しています。

「図面にしかなかったものを、現実に存在する構造物として完成させる。ゼロから作り上げる過程を体験できるのが、この仕事の大きな魅力です。自分が携わった現場を家族で通るときに『これ、お父さんが担当した現場なんだよ』と話せるのが嬉しいですし、子どもの世代にまで残る、誇りある仕事だと思います」。

材料の計測や記録も、工事の安全と品質を支える大切な仕事です

明和工業は、役職に関係なくフランクに話せる雰囲気が魅力。それぞれが違う現場にいても、電話などで頻繁に連絡を取り合い、わからないことがあればすぐに相談できる環境があります。実際、南波さん自身もまだ経験が浅くて悩んだとき、先輩や上司に相談して何度も助けられたそうです。

異業種からの転職者も多く、南波さんを最初に指導してくれたのは、元看護師の先輩だったそう。はじめのうちは先輩と一緒に現場に入りながら実践の中で仕事を覚えていくスタイルなので、建設業界が未経験の方でもまったく問題なく、安心して働ける職場です。

地域の安全を支える、やりがいのある毎日

完成した法面工事の現場。コンクリートで補強された斜面が、地域の暮らしと安全を守っています

滋賀に根ざし、関西全域で地域の安心を支える明和工業関西支社。社員一人ひとりが、法面工事を通じて自然災害から人々の命や交通を守っています。

前向きに働ける制度や風通しの良い職場環境があるからこそ、未経験でも安心してスタートできる。そして、地域の「ありがとう」が、自分の仕事に対する誇りになっていきます。

地元で、確かな手応えとやりがいを感じながら働きたい——そんな思い持つ方にとって、自分の力を活かせる場所がここにはあります。

(文:林由佳里、撮影:宮村政徳)

明和工業株式会社関西支社の求人詳細

企業名明和工業株式会社関西支社
募集職種土木施工管理
→法面工事現場の工程・品質・安全・原価の管理
営業職
→お客様の困りごとに寄り添い、課題解決の提案
雇用形態正社員
応募資格業界未経験可、経験者優遇
求める人物像弊社MVVに共感できる方
勤務地滋賀県湖南市岩根3945
土木施工管理:従事する現場は滋賀県内、京都府、奈良県など 
営業職:営業エリアは滋賀県内、京都府、奈良県など
最初は先輩と一緒にスタートしますが、慣れてきたら直帰直行OK
勤務時間8:30~17:30(現場により変更あり)
現場により出張あり(出張手当有)
給与新卒採用:261,700円(固定残業代30時間含む)~(年1回昇給、賞与有2回/年)
中途採用:経験考慮のうえ、弊社給与テーブルを基本に応相談
待遇マイカー通勤費3万円上限/月・社会保険・雇用保険・時短勤務制度・在宅勤務制度・副業可・バーチャルオフィス有
旅行・健康サポート補助・入社祝金、インフルエンザ予防接種・ベネフィットワン・お弁当支給(2回/月)等
WEBサイトhttps://www.meiwakougyo.co.jp/recruit/
メッセージ私たち明和工業が造るものは、未来に向けたもの。造ってすぐに消費して終わりではなく、地域に根ざして地域を支えていくものづくりに関わる仕事です。未来へと前進し続ける気概を持った方と一緒に、これからの明和工業を盛り上げていきましょう!
選考プロセス1)本サイト下部の応募フォームよりエントリーください。
2)1週間以内に弊社、担当者からご連絡いたします
 <事前の会社見学をおすすめしています>
3)面接実施(1回の予定)
4)面接後、合否に関わらずご連絡いたします。

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