ドライフラワー等を入れ込んだ「ハコミドリ」。贈り物としても人気。

おいしいをつくる

【募集終了】人・情報・文化が行き交うアトリエで携わる作品づくり

※この記事の募集は終了しています。

アトリエ、キッチン、ワークスペースが同居する、独特な空間

2016年5月、滋賀県彦根市の琵琶湖岸にオープンした「VOID A PART」。
アトリエ、キッチン、ワークスペースがひとつの空間に同居した、独特で開放的なこの場所は、アーティストでもある店主が作品を制作するアトリエ、おいしいごはんが食べられるカフェ、県外からの旅行者や地元の人が自然と集まり情報交換をする拠点として、オープンから1年を迎える今も新たな道を走り続けています。

時間を忘れて心までのんびり!湖畔のアトリエキッチン『VOID A PART』 – しがトコ

「あのお店へ行けば誰か居るかも。あそこへ行けばなにか新しいことを思いつくかも。そんなふうに思える場所を、琵琶湖のそばに創りたいと思いました」と話してくれたのは、店主の周防苑子さん。この場所で自身の作品“ハコミドリ”を制作する周防さんにとっては、「作品の制作やイベント、新しい空間の使い方にチャレンジする実験室。トライ・アンド・エラーを繰り返す場所」でもあるといいます。

そのVOID A PARTで、今回募集するのは、店舗運営と、自身の作品「ハコミドリ」の制作を手伝ってくれるアシスタント。ランチ営業のある週末はカフェスタッフ、その他の時間は作品の制作補助やイベントの企画運営など、この空間を使って「一緒に面白いことができる仲間」を募集します。

廃材と植物が生みだす造形美“ハコミドリ”

「ハコミドリ」は、“廃材 × 植物”をコンセプトにした周防さんの作品。

ドライフラワー等を入れ込んだ「ハコミドリ」。贈り物としても人気。

実家は花屋さんだという周防さん。実家のお店で、咲きすぎた花や、花束を作るときに切り落とした枝を見て「捨てるのはもったいないな」と思っていたそう。
そこに、もともと好きだった「古いもの」への思いが加わり、形になったのがハコミドリでした。

VOID A PARTをやると決めてからは、そこに家具なども加わり、収集品は更に増殖。
店内のあらゆる所で周防さんのコレクションが活躍しています。
「滋賀県は歴史があって、土地もあるから、古いものを捨てずにとりあえず置いておく人が多い。だから古くて味がある物がたくさん残っているんだと思います」

ハコミドリの材料になっているガラスは、古い家を壊す際に出る廃ガラスや、ガラス板を切り出す際に廃棄された切れ端などを、譲り受けたものだそうです。
周防さんの「捨てられるはずのものをリサイクル、アップサイクルしたい」という思いと、独特の透明感のある世界観から生まれたハコミドリ。
今では東京や大阪のセレクトショップ、webでの販売、全国各地で開催されるイベントへの出店では完売が相次ぐなど、制作は大忙しです。

ガラスの調達から始まり、それをカット、”ハコ”の形に仕上げて自作のドライフラワーを植栽することで、1つのハコミドリが完成、というのが大まかな制作の手順。
実際に見せていただくと、銅でできたテープをガラス板のまわりにぐるりと貼り付ける、ガラス同士のはんだ付け、薬品を使ったアンティーク加工など、細かな作業が続きます。

「はんだごて」でガラスをつないでいく

「“ハコ”を作る時の、ガラスをくっつける角度の調整が一番難しい」という周防さん。一方で、自身も独学で技術を身につけたので「応募には経験は問いません」と笑顔で話してくださいました。

起爆剤になれる人が、楽しめる職場

どんな人に来てほしいですか?という質問には、制作面では「細かい作業が好きで、ものづくりに興味がある人。いずれは自分でものづくりをやっていきたい、という人もいいですね」という回答。

同時に、この場所を一緒に運営していくスタッフとしては「企画を提案して、1から10まで自分でやる!というバイタリティのある人。集客のことまで考えて工夫できることも大事です。もうすぐ1周年を迎えるVOIDに、新しい風を吹き込んでくれると嬉しい。新しいことをどんどん考えられる、起爆剤になれるような人が楽しめる場所だと思います」と話してくださいました。

VOID A PARTに集う人たちの目的は、本当にさまざまです。
来る理由を1つに絞らない場所だからこそ、さまざまな情報や文化が“集まる場所”であり、“発信される場所”でもある独特のスペース。
「ものづくりの現場で働きたい」「人と話すのがとにかく好き」「チャレンジできる場所を探していた」、どれか1つでもピンときた方、まずは1度、周防さんと話してみませんか?

(文・林由佳里)

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