米原駅前から、ITで世界と渡り合うエンジニア/日本ソフト開発株式会社

日本ソフト開発外観

「新幹線を使えば東京まで2時間ちょっと。名古屋、大阪なんて約30分。この便利な環境を活かせば、全国規模の事業展開もできるから」

そう話してくださったのは、JR米原駅前・徒歩2分に自社ビルを持つ、「日本ソフト開発株式会社」(以下、日本ソフト開発)の創業者・藤田義嗣会長。
「ICT」や「ビッグデータ」など注目を集めるデジタル領域で、日本航空(JAL)や富士通といったナショナルクライアントにも認められるサービスを提供し続けています。

なぜ米原から?むしろ、米原だから出来る仕事がある。その魅力を聞きに、訪ねてきました。

もくじ

滋賀の優秀な人材の受け皿を。始まりは専門学校から!

日本ソフト開発の始まりは、世の中が大阪万博で盛り上がっていた1970年、滋賀・北陸地域唯一のコンピュータ専門学校として『滋賀コンピュータ学院』を開校したところからでした。

「高学歴社会に突入し、進学を考える若者が増えたのに対し、県内の受け皿は滋賀大学しかなかった。これでは滋賀の優秀な若者がみんな都会へ出て行ってしまう…。そう懸念して、情報化社会に対応する人材を育てるために学校を作ったんです。けれど、県内には卒業生が活躍できる企業もなかった。それならば!と卒業生を中心に業務も請け負うようになったのが会社のはじまりです」と藤田会長。

“人を育てる”。そこから始まり、“育てた人に活躍の場を与える”へシフト。その過程の中で、1972年に日本ソフト開発は創業します。

しかし、創業当初は大変だったと、藤田会長は話します。

日本ソフト開発 藤田社長

代表取締役会長の藤田義嗣さん。滋賀県初のコンピューター専門学校を開設し、卒業生の受け皿として日本ソフト開発を立ち上げました。

「会社を作っても、最初は仕事を取ってくることで精一杯ですよ。まぁ、大変でした(笑)」

しかし、創業10周年のとき、転機が訪れます。このままではいけない、と。そこで藤田会長が新しく打ち出したテーマが『小規模大企業化』でした。

「会社の規模で勝負するのではなく、変化に強く一歩先を行く会社へ向かうのです。価値創造型企業として地域から全国へ、そして世界へ挑むマインドが必要なんです。“時代の要請”をきちんと掴み、それに応えるサービスを提供することで大企業にも負けない価値を創出する強い企業を目指しています。結果として会社が潤えば、社員への分配も多くなります。社員の人数を増やして、会社を大きくすることが目的じゃない。会社の“成長”と“膨張”は、まるで違うんですよ」。

その藤田会長の言葉の通り、日本ソフト開発は、ここ米原駅前を拠点に全国規模の事業展開をしていくことになります。

 

時代のニーズをどこよりも早く!DX推進に早くから取り組む

現在、日本ソフト開発で提供しているサービスは様々。しかしそこには、“価値創造”という一つの軸があります。

具体的に、どんなサービスを提供してるのでしょう?
各サービス担当の方に伺いました。

仕事風景

実際に社員の皆さんが働く現場も見てみたい!ということで、突撃インタビュー!
デスクワーク中だったBIG DATA R&D本部の副本部長である岸本さんにお話を伺いました。

まずご紹介するのは、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に欠かせないデータ活用。ビッグデータを素早く整備することでデータを情報へと変化させるデータ整備サービスです。日本ソフト開発ではこのサービスを超高速データシステム「SOFIT Super REALISM」で実現しています。

「当社のサービスは、世界で一番処理スピードが速いと思いますよ」と話すのは、この業務を進めてきた岸本さん。

日本ソフト開発の主力商品で、20億件のデータもわずか数秒で結合や加工、検索、集計などの処理が可能。この処理能力を活用した導入実績はどんどん増えてきており、アパレル『洋服の青山』の『青山キャピタル』『アーバンリサーチ』も、戦略的な顧客管理データ処理システムとして使用されています。

また、ビッグデータの活用事例として興味深いのが、“日本の翼”、『JAL(日本航空)』
JALでは、200万点以上もある飛行機の整備部品を余剰なく、安全に在庫管理するために、日本ソフト開発のサービスを活用。言い換えるなら、米原駅前の日本ソフト開発が、日本の空を守っている、と言っても大袈裟ではないかもしれません。

ビッグデータ

超高速データサービスシステムについて熱く語る岸本さん。この道35年のベテランです。

ビジネスも生活様式も大きく変化したニューノーマル時代を迎え、DX実現のためには今まで以上にデータ活用とそのスピードが重視されます。従来より推し進めている環境支援システムに加え成長分野として、日本ソフト開発でも注力されています。

 

未来を見据えて保育現場を支援するシステム開発

もう一つ、面白いサービスをご紹介しましょう。
保育園や幼稚園へ、ITでの業務負担の軽減や、子育てを総合的に育むことの重要性を提案する保育支援システム「キッズビュー」です。

開発当初から担当している貴野さんにお話を伺いました。

日本ソフト開発 貴野さん

いち早く保育業界のお困りごとをITサービスで解決したいと乗り出した貴野さん(クラウド・教育ICTプロジェクト本部)。
家庭では5歳になる子どもの良きお父さんです。

「保育現場での保育士不足は社会問題として以前から指摘されていますが、なかなか改善が見られません。その要因の一つには、保育士さんの仕事の多さにあると思います」。

ある幼稚園の園長さんからの依頼で、保育現場用のシステム開発に取り組んだのが今から13年前。

「ただ、実際に幼稚園や保育園にシステムを説明しに行くと、保育の現場はまだまだアナログでIT化には非積極的。手書きでないと愛情が伝わらないんじゃないかと言われることもあったりして、くじけそうになるときもありました。けれど、当時社長だった会長から『未来を担う子どもたちが成長する現場の環境を良くしないでどうする。絶対にこのシステムは役立つときがくる』と、なかなか成果のあがらないこの部門をずっと応援してくれたんです」。

その後2010年にiPad登場が登場し、タブレット端末が一般化されるとともにこのサービスが注目を集めます。2021年にはデジタル庁が発足するなど、国のデジタル化推進の追い風もあり、現在では全国各地で導入されるまでに浸透しました。
このように目先だけでなく、未来の成長を見据えた取り組みが、日本ソフト開発らしさと言えるかもしれません。

 

社員が躍動し、新しいことを生み出せる風土が大切

笑顔の蒲生社長

代表取締役の蒲生仙治さん。長浜市出身で地元の光る企業で輝きたいと、未経験からスタートしました。

「常に挑戦を続けてきた会社です」そう話すのは、2019年に藤田会長よりバトンを受け取り、社長に就任した蒲生仙治さん。大企業で組織の駒になるよりも、中小企業でも光り輝く存在になりたいと、35年前に新卒で入社。システムエンジニア、営業、東京支店長など、現場の第一線で活躍し、会社の成長を支えてきました。

「もちろん大変な時代もありましたよ。でも、経営の軸をしっかり持ち、社会のために必要だと思うことを自信を持って貫くことで、社会が私たちを必要としてくれることになりました」と振り返ります。

社内会議の様子

毎朝のミーティングの様子。付箋に抱えている案件を書き出し、みんなで話をしながら整理します。

「これまでの理念は大切にしつつ、自分なりの新たな価値観を会社に付加したいと思っています」と話す蒲生社長がこだわるのは、“人財”が育つ環境づくり。

その一例として取り入れた取り組みをご紹介しましょう。毎朝、社員はチームにわかれ、業務タスクを付箋に書き込み、大きなボードに貼り付けます。これにより、ディスカッションしながら、短時間で全体の業務を見える化することができます。

一見するとアナログな取り組みのように見えますが、蒲生社長が狙うのは新しいことが生まれる風土づくり。
「会社は縦軸だけでなく、横軸を通すことが大切なんですね。会議というかしこまった場だけでなく、毎朝みんなで話をすることでコミュニケーションが増え、アイデアが言いだしやすくなります。社員が躍動し、仕事にワクワクできる環境をつくることが、私の仕事なんです。」

 

県外からの通勤も歓迎!一緒に成長できるプログラマを募集!

人事担当の川崎さんに、求める社員像についてお話を伺いました。

人事の川崎さんに求める人物像について伺う

育休復帰後も第一線で働く川崎さん。社員からの要望をうけ、昨年度から女子社員の制服着用が自由になったそうです。

「専門的に学んできた人はもちろんそうでない人でも、IoT、環境、AIなどのICTに興味があれば、研修制度で基礎から学べるので大丈夫ですよ。私個人的には、元気で礼節が重んじられる人なら大歓迎です!人のために一緒になって考えられる人もいいですね」

福利厚生も充実しています。交通費の支給限度は、なんと月7万円!米原駅から新幹線を使えば、名古屋や岐阜、大阪、京都も通勤圏内です。実際に浜松から新幹線通勤をしている社員もいるのだとか。

育児介護休暇制度も利用しやすく、女性社員の育休復帰率は100%!昨年は男性社員も育児休暇を取得したそうです。

笑顔の社員廣瀬さん

「茶髪もOKな自由な社風です!」と話してくれたのは、全社員のなかで一番年下という廣瀬さん。

2年前に入社した廣瀬さんにお話を伺いました。

「業務を自動化するソフトの営業をしています。最初はわからないことだらけでしたが、先輩と一緒に回ってるうちに段々わかるようになってきて。いまは自分が担当するお客様もでき、日々やりがいを感じてます」。と充実感に満ちた笑顔で答えてくれました。

労働環境や人間関係の良さは、入社後5年以内の離職率0という数値にもしっかりと現れています。

談笑する蒲生社長

料理好きという蒲生社長の得意料理はハンバーグ。「料理も最初は真似から入ったんだけど、基本がわかれば応用きかせられるよね」と話します。

「私が新入社員によく話すのは『パクる三原則』。それぞれ頭文字をとってTTP(てっていてきにパクる)、TKP(ちょっとかえてパクる)、OKP(おもいっきりかえてパクる)って言うんだけど(笑)。

最初は見よう見まねでいいんですよ。仕事がわかってきたら、そこに自分のイノベーションを入れればいい。そのためにも物事を素直に受け止められる人がいいですね」。

日本ソフト開発のみなさん

「新しい生活様式」を導入した社内。働き方も制度もどんどん変えていきます。

「会社だけが成長することはありません。人が成長しなければ会社は成長できない。私たちと一緒に成長したいと望んでくれる人を求めています」。小規模な大企業こそが、あなたにとって最適な成長の場となるかもしれません。

(文:福本明子、撮影:佐野誠二)
投稿日:2021年2月2日

 

日本ソフト開発株式会社の求人詳細

企業名 日本ソフト開発株式会社
募集職種 営業 コンサル(システム提案営業 及び 一般営業)・営業事務(営業の補助)
SE・プログラマ(コンピュータソフトウェアの企画・設計・開発)
雇用形態 正社員
応募資格 大学院・大学・短期大学・専門学校 卒業見込者(学部学科不問 自由応募)
求める人物像 地域社会にICTの面から貢献したい人
素直でポジティブな人
挑戦意欲のある人
勤務地 本社(滋賀県米原市)、大阪支店(大阪市淀川区)、東京支店(港区浜松町)
勤務時間 平日 9:00~17:30(休憩12:00~12:45)
給与 4年制大学卒:201,000~232,000円
短大・2年制専門学校卒:194,400~219,400円
待遇 社会保険・雇用保険、社員持株制度、育児介護休暇制度
交通費支給(7万円まで)、年末表彰制度 他
WEBサイト https://www.nihonsoft.co.jp/recruit/
メッセージ 意欲のある人ならば、経験・知識がなくても問題ありません。
充実した新入社員教育で基礎から学べます。
あなたの想像力を形に!
10年後、当社の第一線で活躍できる人、お待ちしています。
選考プロセス 1)会社説明会参加
2)1次選考:書類選考(履歴書・エントリーシート)
3)2次選考:WEB面接
4)3次選考:適性検査、一般常識試験、面接
5)4次選考:役員面接

 

日本ソフト開発株式会社への応募について

1. ここで働いてみたい!という方

「自分に合ってるかも!」「ここで仕事してみたい!」そんな方は、求人応募のページへ。
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2. 応募する前にもう少し詳しく知りたい、相談したい方

「記事がちょっと気になるので相談したい」「良さそうだと思うけど、自分に向いているかよくわからない」そんな方は、ご相談のページへ。
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3. LINE@で気軽に相談したい方

「そもそも、これからの働き方について悩みがある」など、就活や転職・移住について、LINEアカウントでも匿名で相談できます!どうぞ気軽にご活用ください。しがと、しごと。のLine@登録ボタン

日本ソフト開発外観

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