モノをつくる

“人”が”支”えるものづくり。“伎術”で極める「モノづくり集団」

モノづくり産業の多い、滋賀県。
県内総生産に占める製造業の割合は、なんと全国1位の35.4%(参考:滋賀県なんでも一番)。じつは滋賀県は全国トップのモノづくり県とも言えるんです!

でも「モノづくり」と言われても、日常的には触れる機会がないとよく分からないもの。「何を作ってるの?」「それはすごいの?」と曖昧なイメージしか持てない人も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、「精密板金」の分野で県内トップクラスの技術力を持つ光栄テクニカ。自他ともに認める、モノづくり集団です!

実は身近に溢れている光栄テクニカの“モノ”

「精密板金」って何でしょう?

“板金”というと、車の修理を想像されるかもしれませんが、意味は金属板を加工する技術のこと。なかでも「精密板金」は、1枚の金属シートから切削や穴あけ・曲げ・溶接など、さまざまな「モノ」を作る加工のことを言います。

では、光栄テクニカではどんな「モノ」を作っているのでしょう?
例えば、この金型。何かわかりますか?

これも、金属シートから切削や穴あけ・曲げ・溶接など、精密板金加工を経て作られたモノ。
どこかで見覚えはありませんか?

実はこれ、JRの駅構内にある「のりこし精算機」のフレームです。
紙幣入れるのがここで、お釣り出て来るのがそこで・・・言われてみれば、なるほどです。

続いて第2問。
これは何でしょうか?

青いシートは納品前で付いているもの、実際にはシルバーの状態で設置されてます。

正解は、高速道路の防音壁。なかでもなかなか近くで見る機会はないですが、このカタチは高速道路を通っていると目につきますね。

ほかにも、滋賀県民の憩いの場「希望ヶ丘文化公園」に、25年以上設置されている長い滑り台や、最近ではUSJに設置されているスピーカーポールも、光栄テクニカ作ったそう。
目に見えるものだけではありません。ATMや自動販売機、冷蔵庫などの中など、電気、医療、半導体といった私たちの身の回りのあらゆる分野で、光栄テクニカの部品が使われています。

技術とは「伎」。「人」が「支」えるのテクノロジー

光栄テクニカは、昭和48(1973)年に創業された会社。
現会長の中村泰弘さんにお話を伺いました。

「始まりは私の父が光栄機工所として個人創業しました。当時は資金もなく、工場を自分の手で建てるところからのスタートだったようです」。今も使われている第一工場の骨組みは先代がクレーンも使わず組み立てたそう。そのころはまだ、泰弘さんは一緒に働いていませんでした。

大きな転機となったのは昭和60(1985)年。
「工場にレーザーカットマシンを導入すると父が言い出したのですが、それは当時では最先端の機械。会社の年商以上の高価な買い物です。このマシンを無駄にしてはいけないという思いから、私も父の仕事を手伝うようになりました」。その後、最先端のレーザーカットマシンとともに、新しい仕事へのチャレンジがスタート。「結果としては、このマシンが仕事の幅を広げてくれたのかもしれませんね」と、泰弘さんは笑います

それからも「設備に対する投資は惜しむべきではない」という考えから、マシンやCAD/CAM、ネットワークなど、モノづくりに関わる必要なシステムは、できるだけ早く導入してきました。

工場内にはレーザー加工機やプレスブレーキなど、迫力ある機械がたくさん並びます。「私自身が根っからの機械好きでね。新しい性能をもった機械を見ると、こんなモノが作れるかも、あの仕事に生かせるかもとワクワクするんです。いろいろと触ってみることができるんで、私と同じ機械好きな人にはたまらない職場だと思いますよ」。泰弘さんのマシン愛は、語り始めれば止まりません。

しかし、光栄テクニカで大事にしているのは、機械の新しさだけではありません。

泰弘さんは話します。「どんなに優れた機械があっても、優れたものづくり能力を持っている人がいなければ使いこなせませんよね。機械は人の指示がなければただの大きな塊。優れた製品を作るための知恵をだす、これは人間にしかできないことですからね」。

光栄テクニカではあえて、「伎」という漢字を使うそうです。
「技」ではなく「伎」。「人」が「支」えるということ。それが光栄テクニカにとって大切な考え方です。

今までにないものを作る仕事

光栄テクニカでは、試作品製作や、小ロット生産も請けています。
試作品ということは、製造ラインで作る大量生産とは真逆の作り方。発注主からのリクエストに応えながら、一つひとつ製作します。

「試作品作りは手間も時間もかかるので、嫌がる会社も多いんですよ」と泰弘さん。それでも、“光栄テクニカさんにお願いしたい!”という信用から発注してくださる方も多いため、できるだけその期待に応えられるよう、取り組んでいるそうです。「新しいことに挑戦するのは、職人の技術力向上につながりますし、工夫しながら完成させたときにはなんとも言えない達成感が味わえますよ」と、試作品作りの魅力を語ります。

ただ、試作品づくりは現場が大変。その現場を支えておられるのが、社長の中村忠夫さん(↓写真・左)。中村泰弘会長の弟でもあります。

大ロットばかりの生産ではないため、現場で働くスタッフは様々な仕事を覚える必要があると言います。そのため、新人への教育方法も工夫されているとか。

「うちでは新人には、最終段階の工程から教えるんです。各部門が作ってきた部品を組み立てる仕事。最後の工程が分かって、どんな仕上がりになるか分かると、そこから前段階では必要なことは何か、工夫できるようになるでしょ」。

未経験のスタッフが一人前になるまでには、もちろん時間がかかります。それでも、仕事を面白いと感じられる部分を大切にしながら、きちんと指導してもらえるのが光栄テクニカらしさなのかもしれません。

設計室にもお邪魔しました。

「取引先から送られてくる図面をもとにするので、基本的には誰がやっても同じものができあがらないといけないんです。ただ、なかには図面通りの加工が困難なものもあります。そんなときに、現場と打ち合わせをし、特殊な金型を作ったりして、この会社でしかできない答えがだせたとき、すごくやりがいを感じます」と、やはり仕事の面白さを話してくれました。

一番大切なのは“継続”すること。人が中心にあるものづくりで、高みを目指しませんか?

現在、光栄テクニカで求めている人材は、設計・溶接などの技術職と営業です。

「技術職はやはり経験がある人のほうがいいですね。とくに溶接は感覚に頼る部分が多く、ある程度のスキルを持っている人を求めています。設計はプラモデル好きな人とかが向いているかもしれませんね。形あるものを展開し、1枚の鉄板からどう切り出していくか考えたりします」。

「営業は既存先営業が主です。経験は問いませんが、相手の気持ちが読める人がいいですね。営業だけの知識ではお客様の要望に応えることができないので、設計や製造担当との連絡や相談は欠かせません。社内・社外問わず、円滑にコミュニケーションをとることが求められてきます」。

終始穏やかな笑顔で話されていた中村泰弘会長でしたが、最後に言葉を強めてお話くださいました。

「なにより一番大切なのは継続すること。どんな仕事でも、ひとりで任されるまでにはある程度の時間がかかります。来る日も来る日も指示されたことをやっていると、自分がなにをやっているのか、仕事に面白味が感じられなくなることもあるかもしれません。けれど、その期間は個人のスキルを蓄積し、高めていく大切な時期。向上心を持ちこの時期を乗り越えてください。うちは職人気質な社員が多いので、厳しいことも言うかもしれません。でも、そのぶん面倒見はいいですよ」

モノづくりはまさに、人が中心。
光栄テクニカの職人集団は頑張る人を見捨てたりはしません。
一緒に高みを目指してみませんか?

(文・福本明子)

株式会社光栄テクニカの求人詳細
企業名
株式会社光栄テクニカ
募集職種
板金用CAD・CAMプログラマー、溶接工、板金工(NCT.レーザー.曲げ)、営業職
雇用形態
正社員
応募資格
経験者優遇、未経験可
求める人物像
ものづくり・機械が好き、興味がある人、明るい人
勤務地
滋賀県栗東市苅原134【→地図】
JR栗東駅徒歩7分
勤務時間
8:30~17:00 (残業2~3時間有り)
給与
195,000 円+各種手当て~(年1回昇給。賞与あり1~2回/年)
経験考慮のうえ、応相談
待遇
交通費全額支給・社会保険・雇用保険
資格取得に掛かる費用の補助制度、育児休暇・介護休暇・出産休暇
WEBサイト
http://koei-tech.com/index.html
メッセージ
様々なタイプの現場やお仕事が盛りだくさんです。ひとつひとつ丁寧に指導します。ご一緒に、技術を手にして世界を渡り歩く職人になりましょう!
選考プロセス
1 )本サイト下部のエントリーボタンからエントリー
2 )履歴書・職務経歴書を指定メールアドレスまで送信してください。
3 )書類審査後、採用不採用に関わらず2週間以内にご連絡いたします。
4 )メール又は電話にて面談日時を相談の上、決定。
5 )一次面談を実施
6 )面談の結果を全ての方にお知らせ
7 )職場体験トライアル開始(1週間程度)
8 )採用決定

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